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減量住宅を考えると

減量住宅のプロジェクトが始まって数ヶ月が経ちました。
このプロジェクトの目的や手法は想いとしてはありましたが、
実際に自分が1号として動いてみて、考える事、知った事など
減量住宅プロジェクトを語る上で必要になってくる事がいくつかあるので
今回はそのキーワードだけ描いておこうと思います。
キーワードについてはそれぞれまたかいていこうと思います。
・郊外外
 まず、一般社会でも、専門分野の界隈などで語られる事の多い、
 今日的なキーワードとして「郊外」があると思います。
 しかし僕は「郊外外」で育ったと感じています。
 僕の住んでた場所より確実に「田舎」だと思えるところもあれば、
 「郊外」といわれる町は僕(僕ら)からすれば都会だと思います。
 感じ方の違いともとれますが、今日的に考えなければならないのは
 「郊外外」の今後についてなのではないかと思ってます。
 
 
・空き家と不動産
 郊外外の不動産は人口現象につれ、流通していません。
 ベッドタウンや新興住宅街などと呼ばれた場所でも、戸建、マンション問わず、空いています。
 不動産サイトで検索する際のチェックボックスがあるとおもいますが、
 郊外外の空き家をそれでヒットさせるのもなかなか難しいほどに
 社会的価値、不動産価値が一般的に不足しているのです。
 
 
・町を減量する
 そんな空き家を不動産屋さん、行政ともにどうにかして埋めよう、
 埋めた方が良い、と考えている(考えてもいない)のが現状かと思います。
 しかし、人が減ってしまうのが見えている今、減らす行為にポジティブに
 創作意欲や流通を巡らせる必要がでてくると思うんです。
 
 
形式は機能に従う。
 
 上の言葉を減量住宅は1つの住宅で、さらに常に従う事ができる。
 基本的に住宅は不動産となるように、ハコとしての機能はあるが、
 ライフスタイル等に合わせて人が移動するか、
 家具家電によって内包されている機能や間取りを変更することに留まる。
 減量住宅は形状が従う。
 従ったあげく、なくなる部分の空間がどうなるのか、ここはこれからの楽しみです。
 
 
・住まい手
 
 どんな人がターゲットになるのか、
 どんな人がターゲットになるのが良いのか。
 答えはこんどしっかり書きます。